油圧機器向けの小物鋳物で日本トップクラスの実績を誇る丹羽鋳造。下請け仕事はほとんどなく直取引がメイン。しかも、得意とするのは他がやらないような、他がギブアップしたような難度の高い鋳物。鋳物メーカーとして高い評価と抜群の安定性を誇ります。
鋳物メーカーの中には歴史がある分、ベテラン主体の企業が少なくありませんが、丹羽鋳造は2000年代以降、積極的に若手社員を採用。平均年齢は35歳と業界でも若手社員が主役の会社との評判を得ています。来ていただければ、若手が多いことに驚かれるはずです。
採用にあたっては学歴も成績も問いません。前向きな姿勢があればそれで十分と考えます。覚えるのが遅いとかコミュニケーションが下手といった悩みがあっても構いません。「どんな人でも必ず輝ける場所がある」という適材適所の考え方で社員を配置し育成します。
最初から鋳造に詳しい人なんていません。全員がゼロからのスタート。入社してから半年間は現場を経験しながら毎週、勉強会を実施。わかりやすく鋳造の知識を伝授します。研修は座学、現場体験、工場見学と多彩。おのずと鋳造に精通していきます。
2年目以降の研修も充実させています。部課長や顧問が講師を務める中級クラス・上級クラスの勉強会やマネジメント講習の開催。さらに鋳造協会の主催による外部の長期研修にも多数派遣。育つというより育ってしまうのが丹羽鋳造の研修です。
2年に1回、実施しているのが研修旅行です。1日目はお客様の工場にお伺いし、丹羽鋳造の製品がどのように使われているか見学します。2日目は周辺の観光。1日目で製品への理解を深め、2日目にリラックス。単なる慰安旅行でない点が丹羽鋳造らしさです。
いくら研修が充実しているとはいえ、やはり最初は不安から逃れられないもの。それを払拭してもらうため、新人一人に一人の先輩がつき、日報の交換を行います。面と向かっていえなくても日報なら書きやすいもの。新入社員を孤立させず、不安を除き、温かく見守ります。
2年に1回、開催される丹羽まつり。社員だけではなく家族や協力会社、丹羽鋳造に携わる全ての方を招いて盛大に実施します。イベント内容は、すべて社員自らが企画し、実施します。模擬店、ゲームコーナー、大抽選会など、自分たちで企画し手作りするから楽しさが倍増します。
会社の規模ではなく社員の幸せを追い求めたい。そうした理念から持株会を結成しているほか、得られた利益は決算賞与という形で還元します。利益が計上できないと出せませんが、近年はずっと支給を継続。いつまでもここで働きたいと思える会社をめざします。
売上げを伸ばそうと思ったことは一度もありません。売上げはあくまで努力の結果。むしろめざしてきたのは、みんなの安心。お客様はもちろん協力会社や取引先、そして社員。みんなが安心するにはどうしたらいいのか。丹羽鋳造の発想と行動の原点はここにあります。
丹羽鋳造株式会社 〒501-3219 関市のぞみヶ丘11-1
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