油圧機器に使われる鋳物は自動車部品と比べても難度が高いと言われます。油を使うため、鋳物で発生しがちな、いわゆる「巣」と呼ばれる欠陥が絶対に許されないからです。そうした油圧機器用鋳物の内、比較的サイズの小さな小物鋳造では日本でもトップクラス。1960年の創設以来、鋳物一筋に歩み、現在のポジションを築いています。
複雑な形状である。手間がかかる。不良も出やすい。そういった難度の高い鋳物を得意とします。中子(なかご:空洞部をつくるための型)を必要とする分、品質や工程に綿密な管理が求められますが、「どんなに難しくても絶対にノーと言わない」「引き受けた以上はできるまでやり抜く」というモットーのもと、お客様からのあらゆるニーズの鋳造に対応できます。
材質を選びません。FCにもFCVにもFCDにも対応できます。型も選びません。お客様のロットに合った型、すなわち木型でも樹脂型でもアルミ型でも、そして鋳物型でも対応します。さらにコーリン処理やハンドショットなど清浄処理でもお客様の要求に合わせます。お客様が求める仕様を十分に理解したうえで、ニーズに合った最適な対応を行います。
2000年代よりITを駆使した生産および品質管理システムを構築しています。各工程にパソコンを約130台配置し、作業者が生産と品質のデータを見ながら作業を進める一方、さらにそのパソコンと本社のサーバをネットワークで結び、データを一元管理。自動化された設備と合わせ、品質の高い製品を効率よく製造できる仕組みを作り上げています。
2016年、ベトナムのダナン市に現地生産工場を設立し、日系企業の現地工場向けに鋳物の製造を開始しています。現地で採用したローカルスタッフを本社工場に呼んで研修を実施。リーダーとして育成しながら、現地での事業拡大に備えています。日本国内と同じく、ベトナムでも鋳造技術を着実に高め、将来的には日本への輸出も視野に入れています。
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